【第9回大学院特別講義】
今回講義をしてくださったのは東海大学講師富田誠さんです。
富田さんは武蔵野美術大学を卒業しインフォグラフィックスに興味を持ちシステム、デザイン会社を設立した後現在は東海大学と早稲田大学の非常勤講師を勤めています。
以下に事例をまとめます。
事例
インフォグラフィクス
・インフォグラフィクスとは情報やデータを視覚的にまとめたものであり、富田さんは福島第一原発の事故のデータを社会的に専門的なことをたくさんの人によりよく見せるためにインフォグラフィクスの重要性を感じ大学で研究を始める。以下に大学のゼミの共同研究や富田さんの自主制作も含めて紹介する。
死に方世界図
世界中の人はどのように死んでいくのかを円グラフにしてまとめた図。死というネガティブなワードを決して重くせず見易い図となっている。
自主休講の理由図
大学生がどんな理由で自主休講(サボリ)をするのかを様々な理由をまとめてグラフやイラストにした図。
政府の会議報告書の視覚化プロジェクト
政府の会議報告書を視覚化し、発言が近いもの同士をまとめて視覚化したりタブレットを使ったりして書き込んで共有してもらう。
ポンチ絵プロジェクト
ポンチ絵とは新聞や雑誌などに乗っている社会や生活などの風刺絵である。
ポンチ絵作者の話しているものを収集して制作の際の基準ができて学びの場になりこの見方を当事者(行政など)と取り組むときに相手にあったプロセスを作れるようになる。
まとめ・感想
当事者デザイン
今回の講義では当事者デザインが大切であることを学びました。課題の解決にあたる当事者は必ずしもデザインに詳しいわけではありません。当事者デザインはデザイナーと当事者の関係が大事であり当事者がデザインできるようにもっとデザインの奥深いところを決して難しく嫌にならないように制作していくことが必要だと感じました。
またインフォグラフィックスなどネガティブなものをうまく視覚化することで人に印象的に残ってもらい新たな探求心が生まれそれがまた次のデザインになっていくと感じました。